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至福の時間があった、何かを作っている時、絵を描いている時、
何所に居ても、同じ瞬間、「ああこの時だ、」と感じる
自然からの光や色を感じ、色を移す、形をたどり、自然と一体になる。
そんな風に感覚して描いていた頃があった
「観る」事で世界の実態を知れるのか?
その先に通じている見えない世界を感知したい
見えない世界、そのなかで、人間とはなんだろう?
そんな事を考えていた頃もあった
いつの頃からか戦争や、災害や、原発事故など悲惨な出来事が
深く衝撃的な体験として意識に刻まれ
現実的な社会の有り様にも目を向けずには居られなくなった
人間の経済活動が自然環境を疲弊させ人類を含めた生物たちの命を育む
自然を壊し続けその勢いが増々進んでいく事に不安を覚えた
人類が我がもの顔にその欲望のままに振る舞っている、
この地球(美しい生命の星)はこれから先どうなるのだろう?
そんな関心も制作のテーマになった
今、自分は植物の世界にも心を惹かれる
地球の生命を支える植物たちの生命力に
希望を見いだしているのかも知れない
あるいは、自然を畏怖しつつ敬愛し調和して暮らしていた
先人たちの文明に、そして彼らの心のありように心惹かれる
今、人類が見いださねばならない進化の方向、、、
先進技術と生命そのものである地球の自然と共生した文明
言って見れば、「超文明」のような世界の創造
田島和子